礒谷療法大阪セミナー報告
◎専門家のための礒谷療法セミナー
2014年2月9日(日曜日)、新大阪丸ビル本館(大阪市)で「礒谷式力学療法」のセミナーが開催されました。
6時間にも及ぶ長時間セミナー(途中に休憩1時間)でしたが、その分充実した内容のセミナーになりました。セミナー参加者は8名と今までの礒谷療法セミナーとしては少人数ということもあり、文字どうり参加者一人一人に目が行き届く親密感あふれるセミナーになりました。
当方は礒谷院長と小林先生の2名が参加しましたので、6時間とは思えぬほどの中身の濃いセミナーとなりました。
◎大雪の中、出発
セミナー開催日前日は、日本全国に記録的な大雪が降りました。
セミナー前日(8日)は、前夜から関西地区は大雪になり、8日には関東地区でも朝から大雪でした。そのため予定を早め、昼過ぎには出発したのですが、東京、神奈川は大雪のため、2時間遅れで大阪に到着しました。
ところが不思議なことに、関西地区は前夜から降っていた雪は跡形もありませんでした。雨が降ったことと、気温が上昇したこともあり、雪はすべて溶けてしまったようです。関東地区の大雪が信じられない思いです。
セミナー当日も好天で、雪によりセミナーが開催できなくなるのではという恐れもなくなり、ほっとしました。
◎真剣なセミナー参加者
セミナー参加者は少人数でしたが、どの参加者も真剣そのものでした。
午前中は、礒谷理論の講義を中心にする予定でしたが、参加者の要望により、実技も組み込むことになりました。この点は、セミナーや講演会を積み重ねた礒谷院長の経験が大いに発揮されました。セミナー参加者の希望を瞬時に読み取り、その希望に沿ったセミナーを展開したのです。
このような臨機応変な対応は、礒谷院長の力量もありますが、少人数の参加者だからこそ可能だったという要素もあります。その意味でも、少人数セミナーこそが参加者に喜ばれるセミナーにするための必要な要素だということを改めて実感しました。
今回のセミナーはテーマが「プロのための礒谷療法」ということでした。
整体現場で活躍しているプロの先生方が、整体現場で実際に礒谷療法をどのように活用できるかをレクチャーすることがテーマです。そのため、セミナー参加者のほとんどは柔整師の先生方ですし、参加者の目的も実践の場で自らの手技と併せて礒谷療法をどう活用できるかということを目的として参加しています。
必然的に参加者の先生方が真剣ですし、質問、要望も高度なものとなります。私たちもそれに合わせ、真剣勝負の緊張感あふれるセミナーが展開されたのでした。
◎充実したセミナーになった
プロの先生方ということもあり、最初は少々ぎくしゃくした展開になりました。
というのは、プロの先生方が少なからず自らの技量には自信を持っています。ところが礒谷療法に関しては“素人”ですので、当然礒谷療法の基本である“足型判定”などできません。足型判定法の指導をされたり、注意をされたりすることに何となく“照れ”があるのでしょう。
そのため最初は「足型判定をやってみたい人は」という礒谷院長の呼びかけにも誰も手を上げないという状況でした。
しかし、そんな状況も時間の経過と共に一変しました。礒谷療法に対する“興味”や“関心の高さ”が次第に明らかになってきたのです。“少しでも礒谷療法をマスターしたい”という先生方の思いの強さが全面に出てきました。
いつしか、全員が礒谷療法足型判定法に積極的に取り組むようになり、質問も活発に出るようになったのでした。
◎礒谷療法基礎講座へのステップとして
今回のセミナーは、実は3月9日から4回に分けて行われる「礒谷療法基礎習得講座」への前段階セミナーとして企画されたという意味もあります。
この講座は、3月9日から月1回、4カ月(合計4回)に渡って行われるもので、講座を終了すれば、「治療現場で実際に使える礒谷療法」を習得できるはずです。ある意味では、その講座の“宣伝”のためのセミナーでもありました。
この習得講座は、東京本部に来たいけれど時間が無いという関西地区の方々の要望に答える形で実現しました。少人数講座でていねいな講座を実現したいと思っています。
興味のある方は「株式会社健生」のホームページでお申し込みください。会場は新大阪丸ビルですので、関西地区の方々には良い機会だと思います。
◎礒谷院長の感想
今までは半日というセミナーが多かったのですが、1日というセミナーは正直に言うとかなり疲れました。
それでも参加者の先生方の喜んだ顔、納得した顔、満足した顔を見ると、疲れが吹っ飛んだ気がします。
セミナーを開催して良かったと改めて感じているところです。少しでも礒谷療法を多くの方に理解してもらいたいという使命感を強く感じたセミナーでした。
☆小林先生の感想
最初は緊張していたようだったセミナー参加者の皆様でしたが,時間が経つにつれリラックスしてきて、最後近くには大きな盛り上がりをみせたようで、一安心でした。
参加された皆様の、礒谷療法に対する関心の高さを痛感したセミナーになりました。礒谷療法の“重要さ”を再認識した次第です。
それにしても前日は東京は大雪。大阪まで行けるのか心配しましたが、無事に終了してほっとしています。